グッチ、売上高100億ユーロ掲げヴィトン猛追 (1/2ページ)

ニューヨークの百貨店に並ぶグッチの香水(ブルームバーグ)
ニューヨークの百貨店に並ぶグッチの香水(ブルームバーグ)【拡大】

 伊高級ブランド、グッチがエルメスをしのぎ、ルイ・ヴィトンを照準に捉えている。

 仏ケリング傘下のグッチは6月の株主総会で、売上高100億ユーロ(約1兆3000億円)を目指すと発表した。これは、高級ファッション業界で長きにわたりトップに君臨するLVMH傘下のルイ・ヴィトンと肩を並べる水準だ。グッチの昨年の売上高は62億ユーロ。

 同社のマルコ・ビッザーリ最高経営責任(CEO)は「戦いはほぼ互角だ。成長ペースの差を考慮し、当社の成長がさらに加速するだろうことをかんがみれば、遅かれ早かれ、仮定の話ではなく時期の問題になる」と述べた。

 クリスタルをちりばめたサングラスやペイントを施したハンドバッグなど、デザイナーを務めるアレッサンドロ・ミケーレ氏の華麗な作品のおかげでグッチの売上高は昨年45%増加し、エルメスをしのぐ。仏シャネルとも肩を並べたが、アナリストらは成長スピードではグッチに軍配が上がると予測する。

 ビッザーリ氏によれば、既存店売上高は第1四半期に49%増加した後、第2四半期に入っても減速の兆しは見られない。だが、ミケーレ氏のデザインへの要望の高まりにもかかわらず、フレグランスとビューティー部門は「市場を大幅に下回る」という。グッチは小売り売上高を、2017年の70億~75億ユーロから今年は90億ユーロに引き上げたい意向だ。

 高級ブランド各社は、中国が主導する需要の波に乗っている。同国では高級品のやり取りを伴うことも多い賄賂の取り締まりが原因で数年にわたり“不況”が続いていたが、ここにきて売り上げが急増している。

続きを読む