伊方、泊原発に雨水流入 設備や機器に影響なし 敦賀はフェンスの一部倒壊

 原子力規制庁は11日、西日本などの豪雨により、北海道電力泊原発(北海道)と四国電力伊方原発(愛媛県)で、補助建屋などの扉や配管の貫通部から内部に雨水が入り込んだことを明らかにした。いずれも少量で、設備や機器に影響はなかった。

 規制庁によると、この他、日本原子力発電敦賀原発(福井県)では敷地の境界で土砂崩れがあり、フェンスの一部が壊れた。また、愛媛県が県内に設置した放射線監視装置(モニタリングポスト)に伝送の不具合が発生。道路などの復旧後、可搬型の装置を設置するという。