トヨタ、ハワイでカーシェア スマホ活用 ユーザーのデータ分析

ホノルルでトヨタ自動車が開始したカーシェアリングサービス「Hui」(トヨタ自動車提供)
ホノルルでトヨタ自動車が開始したカーシェアリングサービス「Hui」(トヨタ自動車提供)【拡大】

 トヨタ自動車は10日、米ハワイのホノルルでカーシェアリングサービス「Hui」を開始した。利用者はスマートフォンを利用して車のドアロック解除やエンジン始動ができるほか、時間または日にち単位で車を借りることが可能になる。配車サービスやレンタカー会社と競合するサービスとなる。

 Huiはハワイ語で「グループ」を意味する。ハワイ州のトヨタ販売代理店であるサーブコ・パシフィックと共同で実施するこのサービスは、カーシェアリングを利用する人物や時間を追跡・分析するトヨタのプラットフォームを活用する。トヨタによると、サービスで集めたデータは車の供給管理の向上に活用する。

 料金は1時間当たり9.95ドル(約1100円)または1日当たり79.60ドルからで、これにはガソリン代や保険料が含まれる。

 利用者はハワイ内に25カ所設けたパーキングステーションの一つで「トヨタ・プリウス」や「レクサスRX350」などを予約すれば、ラウンドトリップ方式で車両を借りることができる。

 トヨタは従来型のタクシーやウーバー・テクノロジーズなどの配車サービス、さらにはハーツ・グローバル・ホールディングスといったレンタカー会社と競合するサービスの提供により、独ダイムラーの「カー2ゴー」や米ゼネラル・モーターズ(GM)の「メイブン」などのライバル勢に加わることになる。

 サーブコのマーク・フクナガ最高経営責任者(CEO)は電話会議で記者団に対して、このサービスの対象地域はハワイ州全域に拡大し、最終的にはサーブコがオーストラリアで所有する販売店に広がるとの見通しを示した。(ブルームバーグ John Lippert、Gabrielle Coppola)