イオン系、静脈認証でコンビニ支払い実験 9月から国内初

 流通大手イオン傘下のイオンフィナンシャルサービス、イオンクレジットサービスは12日、富士通の「手のひら静脈認証」技術を使ってコンビニで支払いをする実証実験を始めると発表した。静脈認証による決済実験を小売り店舗で行うのは国内初。実際に運用して課題を洗い出し、実用化を急ぎたい考え。

 今年9月から、コンビニエンスストア「ミニストップ」の首都圏にある一部店舗で、イオングループの従業員から参加者約1000人を募り行う。事前に静脈とクレジットカードの情報をひも付ける登録を行い、レジでは客が自ら端末に生年月日を入力した後、手のひらをかざすだけで決済できる。

 手のひらの静脈は、血管の本数が多く複雑な配置であることから、他人に間違われる確率が1000万分の1程度と極めて低く、本人確認の手段として優れているという。紛失の恐れがないこともメリットで、今回は生年月日を入力させることでさらに誤認率を下げた。