PC世界出荷、6年ぶり増 4~6月、法人向け好調

 米調査会社ガートナーは13日までに、2018年4~6月期の全世界のパソコン出荷台数が前年同期比1・4%増の6209万5千台と、12年1~3月期以来約6年ぶりにプラスになったと発表した。個人向けは振るわなかったが、法人向けが押し上げたと分析した。

 ただ、ガートナーは「パソコン業界の回復を宣言するのには不十分だ」と指摘した。個人向けは、スマートフォンの普及で必要性が低下。法人市場も、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」搭載パソコンへの買い替えピークが過ぎる2年後には、勢いが弱まると予想している。

 メーカー別の首位は中国の聯想(レノボ)グループでシェアは21・9%。2位は米HP、3位は米デル、4位は米アップルと続いた。(共同)