トヨタ社長が1950年にタイムスリップ 祖父役で動画出演

トヨタ自動車がインターネット上に公開した、豊田章男社長が本人と豊田喜一郎氏の一人二役で出演する動画
トヨタ自動車がインターネット上に公開した、豊田章男社長が本人と豊田喜一郎氏の一人二役で出演する動画【拡大】

 トヨタ自動車は23日、創業者の豊田喜一郎氏が米国自動車殿堂入りしたことを記念し、孫の豊田章男社長が本人と喜一郎氏の一人二役で出演する動画をインターネット上に公開した。喜一郎氏の起業家精神に立ち返り、トランプ米政権が「米国第一主義」を掲げる中で、トヨタが米国の従業員や消費者に支えられている要素を盛り込んだ。

 豊田社長が1950年にタイムスリップし、自身が扮した喜一郎氏にインタビューする内容。喜一郎氏は「トヨタ車が米国で造られることになるとは想像しなかった。米国の従業員や仕入れ先、消費者に感謝したい」と述べている。

 喜一郎氏は「発明王」として知られる豊田佐吉氏の長男。自動車大国の米国を視察して衝撃を受け「日本に自動車産業を興す」との思いを持ち、自動織機製造がトヨタグループの主力事業だった1933年に自動車部門を立ち上げた。

 動画はフェイスブックに開設しているトヨタ自動車社長室のページから閲覧できる。