川崎重工業、米NY州の通勤電車266億円で受注

川崎重工が追加受注した米ニューヨーク近郊の通勤電車「PA-5」(同社提供)
川崎重工が追加受注した米ニューヨーク近郊の通勤電車「PA-5」(同社提供)【拡大】

 川崎重工業は30日、米ニューヨーク州近郊を走る通勤電車72両の新造などを2億4千万ドル(約266億円)で受注したと発表した。発注元はニューヨーク・ニュージャージー港湾局トランスハドソン公社(PATH)で、契約には川重が2009年以降に納めた既存車両350両の機器更新(6千万ドル約66億円)も含まれる。

 いずれも現地工場で製造し、21~24年に納入する。川重はPATHの電車に占めるシェアが100%。得意の米国市場を深耕し、19年3月期は鉄道車両部門の売上高を前期比13%増、1600億円に伸ばす計画だ。