テスラ、株式非公開化も 赤字続きの決算、投資家圧力を回避 (1/2ページ)

米コロラド州デンバーにあるショッピングモールに展示されたテスラの「モデル3」(AP)
米コロラド州デンバーにあるショッピングモールに展示されたテスラの「モデル3」(AP)【拡大】

 米電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は7日、同社の株式非公開化を検討していると、ツイッターで明らかにした。非公開化が実現すれば、赤字が続くテスラが四半期ごとにさらされてきた投資家からの圧力は緩和方向に働く。

 実現に660億ドル必要

 しかし、テスラ株約20%を保有するマスク氏が非公開化完了に必要な660億ドルをどう手当てするかなど、多くの疑問点が残る。マスク氏が買い取るとしている1株当たり420ドルを基にしたテスラの評価額は債務も含めて約820億ドルに達する。非公開化実現には過去最大規模の借り入れにより買収するレバレッジド・バイアウト(LBO)の必要に迫られる。

 マスク氏は従業員宛ての電子メールで、「そうしようとする理由は、要するにテスラが最も良く運営できる環境を作り出すことだ」と説明した。株価の大きな変動は従業員を「ひどく動揺」させるほか、上場企業であるために「ある特定の四半期のためには良くても必ずしも長期的に適正ではない決定をするよう強大な圧力を受ける」と述べた。

 テスラ株は一時約13%高となり売買が停止された後、取引が再開され、7日終値は11%高の379.57ドル。終値が420ドルを大きく下回ったのは、マスク氏の計画が実行不可能という市場の懐疑的見方の表れとみられる。マスク氏は自分が非公開化を推し進める決定を下すか、CEOを続けるかを最終的に決めるのは株主だと述べた。

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