【兵庫発 輝く】伝統文化存続へ、菰樽の新たなニーズ創出 岸本吉二商店 (5/5ページ)

菰樽づくりの作業を進める岸本吉二商店の職人=兵庫県尼崎市
菰樽づくりの作業を進める岸本吉二商店の職人=兵庫県尼崎市【拡大】

  • 岸本敏裕社長
  • ミニサイズの菰樽

 ≪イチ押し!≫「ミニ鏡開きセット」卓上で簡単に

 誕生日や結婚式などの祝い事の際、本格的な4斗(72リットル)樽での「鏡開き」はさすがに難しいという人のために、ミニサイズの菰樽(こもだる)が生み出された。

 「鏡開き文化を身近に」という願いが込められている。

 卓上に置いて簡単に鏡開きが楽しめるように、樽は直径、高さともに約18センチとコンパクトサイズ。清酒だけでなくワインやジュースなど好きな飲料を、4合(720ミリリットル)分入れることができる。木製の樽蓋は最初から割れており、磁石で引っ付けることで何度でも鏡開きを楽しめる。木製の杓(しゃく)と枡(ます)、小槌(こづち)も付属している。

 菰樽に印字されたデザインも約20種類の中から選べる。岸本吉二商店のホームページから注文可能。税抜き7500円。