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広がる「VRショッピング」 3Dで模様替えもラクラク (3/3ページ)

 ◆ARによる購入体験も注目

 また米家電量販店のターゲットは昨年10月、AR機能を利用して、購入前に家具が部屋に配置できるかどうか、実際に配置した場合どのように見えるかを確認できるモバイルウェブサイトを立ち上げた。使い方は簡単で、まず買いたい家具(写真では椅子)を選び、その家具を置きたい場所の写真をスマートフォンで撮影、最初に選んだ家具をアプリ上で動かしたり向きを変えたりして配置するだけだ。

 特にARによる購入体験は、今後さらに発展する可能性がある。アップルは6月に開催した世界開発者会議において、この秋発表予定のアイフォーン向け基本ソフトウェアiOS 12を搭載するAR機能では、現実に存在する机の上にデジタルなモノやキャラクターを置いたり、バーチャルな物体の大きさを測ったりすることが可能になると発表した。

 つまり将来的には、目の前に実寸のデジタルな椅子を置いて、サイズや配置を確認できるようになるということだ。将来的にと書いたが、これはそれほど遠い未来の話ではなく、今後数年以内に実現するだろう。(岡真由美/5時から作家塾(R))

 《5時から作家塾(R)》 1999年1月、著者デビュー志願者を支援することを目的に、書籍プロデューサー、ライター、ISEZE_BOOKへの書評寄稿者などから成るグループとして発足。その後、現在の代表である吉田克己の独立・起業に伴い、2002年4月にNPO法人化。現在は、Webサイトのコーナー企画、コンテンツ提供、原稿執筆など、編集ディレクター&ライター集団として活動中。

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