支援機構、福井銀取引先に専門家派遣

 政府系ファンドの地域経済活性化支援機構(東京)は3日、福井銀行の取引先企業に専門人材を派遣すると発表した。同機構が地方銀行の取引先に人材を派遣するのは初めてのケースだという。

 支援機構によると、対象は観光施設などを運営する福井県小浜市の企業。観光事業に詳しい専門家を派遣しコンサルティング業務を行う。福井銀行のグループ企業も社員を派遣し、機構が派遣する専門家とともに業務に当たる。

 支援機構は官民出資の「企業再生支援機構」を改組して2013年3月に発足。地方銀行などと連携し、地域の観光や商店街を支える企業の再生などを支援している。