第三者機能で次世代車開発 中国EV大手が新戦略、データを社外開放 (1/2ページ)

 中国の大手電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)が車とインターネットをつなぐ「スマート化」の新戦略を始動させた。スマートフォンのアプリのように、車のデータを社外に開放、第三者のIT企業などが新たな機能やサービスを幅広く追加できるようにし、次世代車の開発を加速させる狙い。

5日、中国広東省深セン市で行われた比亜迪の発表会(共同)

5日、中国広東省深セン市で行われた比亜迪の発表会(共同)

 エンジンの作動状況や室内温度などを計測する341のセンサーのデータを外部に提供。ドアの開閉やエアコン操作など66種類の権限も開放し、第三者が開発したサービスを通じて操作できるようにする。

 例えば、宅配業者がトランクを開けて配達物を入れたり、顔認証技術を使って乗車した人を識別し、離れた場所にいる家族に車内の様子をスマホなどで伝えたりすることができるようになる。

 BYDの王伝福会長は5日の発表会で「スマホは人々の生活方式に大きな変革をもたらした。自動車産業も全面開放への一歩を踏み出すべきだ」と力説した。既に騰訊控股(テンセント)や華為技術(ファーウェイ)などのIT大手のほか、人工知能(AI)を手掛けるベンチャー企業などが続々と協力に名乗りを上げている。

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