洗濯物たたみ機発売へ追い込み 10億円追加調達で不具合解消にめど

 家電ベンチャーのセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ(東京都港区)が、進めてきた全自動洗濯物折りたたみ機「ランドロイド」の開発がいよいよ最終段階にさしかかった。8月中に株主であるパナソニックと大和ハウス工業から計10億円を追加調達。昨年11月に発覚した不具合の解消にめどをつけ、2018年度中の発売に向けて追い込みをかける。

全自動洗濯物折りたたみ機の試作機と並ぶセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズの阪根信一社長=2017年5月、東京都港区

全自動洗濯物折りたたみ機の試作機と並ぶセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズの阪根信一社長=2017年5月、東京都港区

 ランドロイドは15年、セブン・ドリーマーズとパナソニック、大和ハウスが共同で開発に乗り出した。

 大型の家庭用冷蔵庫より一回り大きな装置で、下部にある投入口に衣類を入れると、内蔵されたカメラで衣類の形状を見極め、それを人工知能(AI)で学習、ロボットアームが衣類を折り畳む。Tシャツやパンツ、タオル類なら簡単に畳める。しかも、持ち主ごとに仕分けもする。

 当初17年度中の販売を予定していたが、開発過程で、滑りやすい素材など特定の生地の衣服が畳めないことが判明し、設計変更を余儀なくされていた。今回、パナソニックと大和ハウスの出資はこうした設計変更に伴う改良、出荷に向けた量産体制の構築などに充てる。調達後のセブン・ドリーマーズの資本金は87億円(資本準備金含む)となる。

 セブン・ドリーマーズは16年、パナソニック、大和ハウス、ベンチャーキャピタルのSBIインベストメントによるベンチャーファンドなどから総額60億円を調達した。

 将来の販売を見据えた子会社「セブン・ドリーマーズ・ランドロイド」(東京都港区)も同年に設立している。