旭化成、石炭から置き換えCO2削減 延岡に天然ガス火力発電所

旭化成の延岡地区で1972年から稼働中の第3石炭火力発電所=宮崎県延岡市
旭化成の延岡地区で1972年から稼働中の第3石炭火力発電所=宮崎県延岡市【拡大】

 旭化成は12日、衣料用繊維などを生産する宮崎県延岡市の工場に、天然ガス火力発電所を建設すると発表した。建設予定地の隣で稼働中の第3石炭火力発電所から置き換え、二酸化炭素(CO2)排出量を年間約16万トン減らす。地球温暖化防止が喫緊の課題となる中、「脱・石炭火力」の動きが広がっているのに対応する。

 新設する天然ガス火力発電所は出力3万4000キロワットで、2022年に運転を始める計画。液化天然ガス(LNG)基地や導管を含む投資額は百数十億円を見込んでいる。生み出した電気は工場内で消費し、売電は考えていないという。建設に合わせ、12月をめどに宮崎ガス(宮崎市)などが天然ガス供給を手掛ける新会社「ひむかエルエヌジー(仮称、宮崎市)」を設立する。資本金は1億円で、宮崎ガス51%のほか、大阪ガスが34%、九州電力と日本ガス(鹿児島市)が各7%、旭化成が1%を出資する。

 旭化成によると、延岡地区には4つの発電所があり、うち3つは石炭火力、1つはバイオマス(生物資源)発電という。第3石炭火力発電所は1972年から使用しており、老朽化もあって置き換えを決めた。