北海道地震1週間、電力供給綱渡り 老朽火力4基稼働にリスク (1/2ページ)


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 最大震度7を観測した北海道の地震から13日で1週間。道内の全域に及んだ停電は一部を除き解消されたが、北海道電力は来年に休廃止を予定していた老朽火力発電所4基を稼働させており、トラブル発生の恐れはくすぶっている。節電の効果もあって今のところ「計画停電」は実施されていないが、電力供給はなおリスクをはらんでいる。

 「老朽発電所をフル稼働させているので、故障して停止するリスクがある」。世耕弘成経済産業相は11日、訪問先の北海道で記者団にこう述べた。

 北電は電源をかき集めて12日までに353万キロワットの供給力を確保した。だが、立ち上げた火力発電の中には稼働から40年以上が経過し、老朽化などを理由に来年の休廃止を決めていた4基も含まれている。

 このうち、奈井江火力発電所1、2号機(奈井江町)は来年3月に休止し、その後は需給が逼迫(ひっぱく)しない限り稼働させない予定だった。また、音別火力発電所1、2号機(釧路市)は稼働から40年が経過するなど老朽化が進んでいたことから、来年2月にスクラップする計画だった。

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