【株式ニューカマー】アプリを柱にIoT事業で急成長 (1/2ページ)


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 □アンドファクトリー・小原崇幹社長

 and factory(アンドファクトリー)はスマートフォン向けアプリ事業を柱とし、IoT(モノのインターネット)プラットフォーム事業に注力することで急成長している。9月6日に会社設立から4年で東証マザーズ市場に新規株式公開(IPO)した小原崇幹社長は、「アプリとIoTの2つの事業に新規事業を加えて、中長期的な成長を目指す」と話す。

 --アプリ事業の特徴は

 「マンガアプリの『アンドコミックス』は、集英社、白泉社など出版社4社と個別に提携した各社別の公式アプリだ。紙媒体で連載が終了した名作が改めて日の目を見るきっかけとなっているほか、オリジナルタイトルを多数そろえ、各社のコンテンツの特徴を生かして差別化を図っている。『アンドアップス』は主にソーシャルゲーム攻略法の掲示板アプリを展開する。市場動向に合わせたアプリを開発することで売上高、月間アクティブユーザー数(MAU)ともに急成長している。とくにMAUは前年比で2倍に増えると見込んでいる」

 --IoT事業の方向性は

 「宿泊関連に特化する。『アンドホステル』ブランドで、最先端のIoTを駆使した“スマートホステル”を東京・秋葉原など国内6店舗を運営し、近未来のIoT空間を楽しめる体験型宿泊施設として価値を創造している。アンドホステルから事業を拡大し、宿泊予約システムや客室タブレットなどを開発した。宿泊予約システムは約80施設に導入された。宿泊業界はテクノロジー化が遅れているので、今後ビッグデータを活用した高付加価値プラットフォームを開発することで普及を図る」

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