三井物産、アグリゲートに資本参加 青果流通・リテール事業強化

アグリゲートが運営する「旬八青果店」(三井物産提供)
アグリゲートが運営する「旬八青果店」(三井物産提供)【拡大】

 三井物産は、産地直送の野菜や総菜などを都内で販売するアグリゲート(東京都品川区)に出資した。三井物産は、流通事業とデジタル事業で培った各種機能を提供し、フランチャイズ化を実現してアグリゲートとともに青果流通やリテール事業の強化を目指す。

 アグリゲートはこれを機に成長スピードを加速させる方針。野菜の仲卸などを活用して調達機能の多様化につなげる。

 同社は小型青果店「旬八青果店」などを都内に出店している。自社農場を持ち、産地からの輸送、卸、仕入れ、販売、総菜などの食品加工まで一貫して手がけることで、最適な流通網を構築し、消費者に季節の野菜を安く提供している。

 全国の農家から旬の野菜を中心に、見た目は悪いが品質やおいしさに変わりはない「規格外」の野菜を直接仕入れている。規格外を廃棄していた農家との共存関係を構築しながら、調達先を増やしてきた。アグリゲートは、全国農業協同組合連合会(全農)からも出資を受けており、社外の既存流通網を活用しながら、自社の物流網を組み合わせて効率的に運用している。

 旬八青果店のFC展開については、今年9月、アグリゲートのビジョンに賛同したパートナーと、柿の木坂(同目黒区)に1号店を出店。今後は首都圏だけでなく全国の都市部へも拡大する。