コメ価格4年連続で上昇 18年産、1・5%高

 農林水産省は12日、2018年産の新米が出回り始めた9月の出荷業者と卸売業者の相対取引価格を発表し、全銘柄の平均は玄米60キロ当たり1万5763円と前年同月比1・5%の上昇だった。値上がりは4年連続。長く続いた生産調整(減反)を今年から廃止したが増産の動きは限定的で、堅調な価格が維持された格好だ。

 一方でコメは需要の減少傾向に歯止めがかかっていない。値上がりで家計の負担も増えるため、消費者のコメ離れがさらに進む懸念がある。過去3年に比べると今年の上昇幅は低く、価格の高止まり傾向に変化が生じるかが今後の焦点だ。

 18年産は作況が「平年並み」が見込まれている。収穫量は737万4千トンと17年産より6万8千トン増える予想だ。ただ、主産地の北海道が長雨で不良となった。