【勇気ある経営大賞】顕彰式 日本電鍍工業「経営はおもしろい」

大賞に選ばれ、表彰される日本電鍍工業の伊藤麻美社長(左)=11日午後、東京都千代田区
大賞に選ばれ、表彰される日本電鍍工業の伊藤麻美社長(左)=11日午後、東京都千代田区【拡大】

 ■倒産寸前の会社を再建

 創造性や革新性にあふれる中小・ベンチャー企業を表彰する東京商工会議所の「第16回 勇気ある経営大賞」(協力・フジサンケイビジネスアイ)の顕彰式が11日、東京都千代田区のホテルニューオータニで開かれ、大賞に選ばれた日本電鍍(でんと)工業(さいたま市北区)に、東商の三村明夫会頭から表彰状やトロフィーが贈られた。

 金属めっき加工業を手掛ける日本電鍍工業は、一時倒産寸前にまで追い込まれたが、亡き創業者の娘である伊藤麻美社長の陣頭指揮のもと改革を断行し、再建を果たしたことが評価された。伊藤社長は「事業承継はリスクばかりといったイメージがあるが、今回の受賞を機に経営することのおもしろさを伝えていきたい」と抱負を語った。

 今回の勇気ある経営大賞は149社の応募があり、大賞のほか優秀賞2社、特別賞2社、奨励賞11社が選ばれた。選考委員長を務めた国際大の伊丹敬之学長は「今年は、若手、女性、外国人といった経営者の多様性、事業後継者による方向転換、そして環境関連事業の発展という3つの方向性を感じた」と講評した。