中小企業の事業承継へ連携協定

協定を締結したアンドビズの大山敬義社長(左)と大阪中小企業診断士会の池田朋之理事長=12日、大阪市北区
協定を締結したアンドビズの大山敬義社長(左)と大阪中小企業診断士会の池田朋之理事長=12日、大阪市北区【拡大】

 日本M&Aセンター傘下のアンドビズ(東京都)と大阪中小企業診断士会は12日、事業承継支援について連携協定を結んだと発表した。同グループが持つM&A(企業の合併・買収)支援のノウハウと、診断士会の顧客基盤を持ち寄り、中小企業向け事業承継セミナーなどを展開する。

 アンドビズは、M&Aに関する企業マッチング情報サービスを大阪中小企業診断士会と会員の中小企業診断士に提供。また、診断士会の会員にM&Aの教育プログラムを提供する。

 提携の狙いについて、アンドビズの大山敬義社長は「ビジネスを知る中小企業診断士と一緒に、きちんと会社を見極めた上で事業承継できる」と強調した。大阪中小企業診断士会の池田朋之理事長は「中小企業支援の選択肢の幅が広がる」と述べた。

 アンドビズはM&Aの企業マッチングサイト「バトンズ」を運営。年商数千万円~1億円規模の会社の事業承継を後押ししている。