オリィ研究所、期間限定カフェ開設 身障者遠隔操作のロボ接客

「orihime(オリヒメ)-D」
「orihime(オリヒメ)-D」【拡大】

 ロボットベンチャーのオリィ研究所(東京都三鷹市)は、11月26~30日、12月3~7日、東京都港区の日本財団ビルで、同社が開発した分身ロボット「orihime(オリヒメ)-D」が接客するカフェを期間限定で開設する。日本財団などと共同で、重度の障害者や外出困難な人が遠隔でオリヒメを操作し、来店客に飲み物などを出す。

 同社のオリヒメは、テレワークの現場で活躍しており、既にNTT東日本など約70社に供給している。さらにALS(筋委縮性側索硬化症)患者向けに、眼球だけで操作できる視線入力装置が今夏に開発されたことから、期間限定のカフェで、重度の身体障害者によるリモートワークの実証実験を行う。

 カフェは座席数が24席と少ないことから、同社は枚数限定の予約チケットをクラウドファンディングサイト「マクアケ」を通じて販売している。