ポラス、住宅の提案型営業 京葉エリアで強化

素材の肌触りや風の通りなど、住み心地を実際に体感できるようにしたモデルハウス=千葉県船橋市
素材の肌触りや風の通りなど、住み心地を実際に体感できるようにしたモデルハウス=千葉県船橋市【拡大】

 ポラスグループ(埼玉県越谷市)は、船橋市や市川市といった千葉県・京葉エリアでの営業体制を強化する。具体的には同グループのポラテックとグローバルホームが、4棟のモデルハウスで構成された「体感すまいパーク船橋」(船橋市)を開設。宿泊体験を可能にするなど、納得した家づくりを提案する。

 また、アフターメンテナンスの拠点や工事部門を併設するなど地域密着型の事業を推進する。一連の取り組みによってポラスブランドを強化。注文住宅と分譲住宅を合わせ同エリアで、年間200~300棟の販売を目指す。

 4棟のモデルハウスは「PO HAUS(ポウハウス)」と「北辰工務店」「HaS casa(ハスカーサ)」「MOK HOUSE(モクハウス)」。コンセプトの異なる4つの注文ブランドを提案し、水回りの使い勝手や素材の肌触りなどを確認できるようにした。

 このうちポウハウスは、京町屋をルーツとしたつくりとし、土間から各居室までを1つの空間で構成した。北辰工務店は、大きなベンチと自転車2台を飾ることができる土間や、バーベキューを行える広い庭を設けた。

 事務所棟にはインテリアショールームを設置。また、土地仲介部門も常駐しており、ポラスグループの総合力を発揮しながら営業活動を進めていく。同エリアでの注文住宅の販売棟数は2019年度に65棟を目指す。