東京は3年連続で3位 世界主要都市総合力ランキング

住宅などが密集する東京都内=2017年7月(本社チャーターヘリから、納冨康撮影)
住宅などが密集する東京都内=2017年7月(本社チャーターヘリから、納冨康撮影)【拡大】

 森ビルのシンクタンクである森記念財団都市戦略研究所(東京都港区)は18日、2018年の世界主要44都市の総合力ランキングを発表した。東京は3年連続で3位だった。分野別のランキングでは、経済分野でGDP(国内総生産)成長率の上昇が評価され、順位が4位から3位にあがった。一方、環境分野は環境への取り組みの評価が相対的に低く、順位を大幅に下げた。

 総合ランキングは1位がロンドンで、2位はニューヨークだった。ランキングは経済をはじめとする6分野のほか、経営者やアーティスト、観光客などの視点に基づき評価する。

 ロンドンは五輪が開催された12年から7年連続してトップを維持している。今回はニューヨークがロンドンとの差を縮めた。法人税率の引き下げや、創業初期のベンチャー企業であるスタートアップの支援態勢などが評価された。

 同研究所では両都市に対する東京の弱みについて、スタートアップをめぐる環境整備が遅れている点や、街中での歴史・伝統への接触機会が少なく外国人居住者数も少ないことを指摘。また、同研究所の市川宏雄理事(明大名誉教授)は「女性の社会進出が遅れている点も弱点」と述べた。

 その上でモノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)を活用した第4次産業革命への対応や、起業支援の強化、女性・高齢者の活躍できる社会などが東京の総合力向上につながるとしている。