IHI、21年ぶり新工場 航空エンジンの整備強化 (1/2ページ)

IHIが埼玉県鶴ケ島市に建設する新工場のイメージ図
IHIが埼玉県鶴ケ島市に建設する新工場のイメージ図【拡大】

 IHIは18日、埼玉県鶴ケ島市に民間航空機用エンジンの整備を行う新工場を建設すると発表した。17日に埼玉県と県有地の売買契約を締結した。航空機需要の拡大に対応、2019年内の稼働開始を目指す。同社が新工場を稼働させるのは1998年の相馬事業所(福島県相馬市)以来、21年ぶりとなる。

 IHIは、埼玉県農業大学校の跡地13万6100平方メートルを取得。延べ床面積約3万5000平方メートルの建屋を建設する。2021年3月までに、用地取得費用を含め約245億円を投じる計画。稼働開始時の従業員数は約500人で、2年後には約600人に増員する方針だ。

 新工場では、欧州エアバスの旅客機「A320」に搭載されている「V2500」など、同社が国際共同開発に参画している3種類のエンジンについて、分解や洗浄、部品修理を行う。人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)などの最新技術を導入し、効率化も図る。

続きを読む