業務システム一元管理進化 チームスピリット、大手向け新製品

チームスピリットの荻島浩司社長
チームスピリットの荻島浩司社長【拡大】

 従業員の1日の活動を一元的に管理・データ化し、生産性向上を図るシステム「TeamSpirit(チームスピリット)」を運営するチームスピリットは、大手企業を対象にした新製品を開発した。来春に発売する予定。

 新製品「TeamSpirit WSP」は、カレンダー機能「プランナー」を新たに搭載。従来製品の勤怠、工数管理、経費精算などの業務システムの一元化・データ化をさらに進化させた。従業員の生産性の向上やガバナンス(企業統治)を強化しようと考える大手企業のニーズに応える狙いがある。

 従来製品が中堅企業が対象だったのに対し、グループ会社や人事異動・組織変更のある大企業に必要な機能を充実させた。海外展開している企業にも、利用が可能だ。

 正式発売前にもかかわらず、10月からカゴメで採用された。同社では、働き方改革に関する新制度導入による柔軟な働き方の推進などに役立てているという。チームスピリットの荻島浩司社長は「働き方改革ソリューションでナンバーワンを目指したい」と話している。