KYB、100億円の最終赤字へ 9月中間 不正装置交換で損失計上

 免震・制振装置の検査データ改竄(かいざん)が発覚した油圧機器メーカーKYBは5日、2018年9月中間連結決算の最終損益が100億円程度の赤字になると明らかにした。装置の交換費用などとして150億円程度を損失計上する。従来は69億円の黒字を見込んでいた。中間期の赤字は3年ぶり。6日に発表予定の中間決算に合わせ、19年3月期の通期業績見通しも下方修正する公算が大きい。

 不正や不正疑いのある装置が使われている建物は全国で980件に上る。KYBは原則全てを交換する方針で、装置の製造費や作業費などを損失として引き当てる。

 工事に伴い、一時的に建物が利用できなくなる場合は住民や店舗などへの補償費がかさみ、さらに損失が増える可能性もある。