携帯電話大手KDDI(au)は16日、第3世代(3G)携帯電話と呼ばれる前世代の通信回線に基づくサービスを平成34(2022)年3月末で終了すると発表した。現在主流の第4世代(4G)に対応していない携帯端末は使えなくなり、機種変更が必要になる。
携帯大手3社で3Gサービスの終了時期を正式に公表したのは初めて。利用者の減少に伴い、サービスを効率化する。NTTドコモは顧客の利用状況を勘案しながら、2020年代半ばに終了することを検討している。ソフトバンクは方針を明らかにしていない。
KDDIは平成15(2003)年から3Gを提供し、24年9月に高速通信が可能な4Gを導入した。4Gの開始より前に発売された端末を中心に利用できなくなり、対象には「ガラケー」と呼ばれる従来型の端末が多く含まれる。