スウェーデン家具大手のイケア・ジャパン(千葉県船橋市)は15日、東京・神宮前のJR原宿駅前に都心型店舗を出店すると発表した。都心部への進出は初めてで、2020年春の開業を予定する。
イケア・ジャパンによると、都心型店は、NTT都市開発が開発中の複合ビル「原宿駅前プロジェクト」にテナント出店する。同駅から徒歩1分の好立地で、面積は約2500平方メートル。従来の大型店に比べ店舗面積は8分の1~10分の1程度。
イケアはこれまで郊外で大型店を展開してきたが、都心出店により利便性の高さなどをアピールして、若年層など新たな顧客をとらえる狙いだ。
イケア・ジャパンは20年に店舗数を現在の9店から14店に拡大する方針を示している。ヘレン・フォン・ライス社長は「都心出店で多くの消費者にイケアを体験してもらいたい」とコメントした。