「金のなる木」ガチャに陰り 日本のモバイルゲーム業界、構造転換急ぐ (1/2ページ)

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 日本のモバイルゲーム業界で事業転換を図る動きが広がっている。登場するキャラクターやアイテムを抽選で購入するガチャ機能を採用したゲームが「金のなる木」となり、過去十数年にわたり業界を潤してきたが、その勢いが衰えてきたからだ。

 ミクシィはスポーツ

 ミクシィやガンホー・オンライン・エンターテイメントなど主な携帯ゲーム会社は合計で2007年以降、累積6兆円超を稼ぎ出してきた。ブルームバーグが業界団体モバイル・コンテンツ・フォーラムのデータなどを集計・分析した。人気ゲームの代表作はミクシィの「モンスターストライク」やガンホーの「パズル&ドラゴンズ」だ。

 東京拠点のコンサルタント、カンタンゲームズのセルカン・トト代表は「本当に楽園のようだった」と指摘する。ガチャは技術が簡易で、利用者も欲しいキャラクター目当てでギャンブル的にお金をつぎ込む「極めて効率的な収益化の仕組みだ」と分析する。

 しかし、ここ数年、日本のモバイルゲーム業界は新たなヒット作を生み出せておらず、中国や韓国勢の人気タイトルに押されている。子供が多額のガチャ購入代金を請求されるなど社会問題化もあり、ガチャゲーム時代は終焉(しゅうえん)を迎えつつある。ミクシィやガンホーなどの収益の減少傾向は明確だ。

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