3社連合トップら協議へ 日産、従業員に経緯説明

横浜市の日産自動車本社ビル=24日夜
横浜市の日産自動車本社ビル=24日夜【拡大】

 日産自動車、三菱自動車、フランス大手ルノーの経営トップらが、3社連合を束ねていたカルロス・ゴーン容疑者の逮捕を受け、今後の連合の在り方を協議する方向で調整していることが25日分かった。ルノーと日産の間で、役員派遣や出資比率の見直しが俎上に載る可能性がある。三菱自は26日午後、臨時取締役会を開きゴーン容疑者の代表取締役会長の職を解く。日産はゴーン容疑者の解任などの経緯を26日午前に従業員に説明する。

 3社はオランダにある統括会社で生産や開発など連携に関する会合を定期的に開いている。今週は現地に各社の幹部が集まるが、今後の連合の在り方に関して日産の西川広人社長、三菱自の益子修最高経営責任者(CEO)がテレビ会議方式などで協議する可能性が高いという。ルノーは20日の取締役会でナンバー2のティエリー・ボロレ氏がCEO代理に就任する人事を決めている。