仏ルノー、ゴーン社内調査は元警察官僚が担当 側近の監査外す 

ルノーの車について会見する、ルノーと日産のCEOを兼務していたカルロス・ゴーン容疑者=2011年2月、パリ近郊のルノー本社(AP)
ルノーの車について会見する、ルノーと日産のCEOを兼務していたカルロス・ゴーン容疑者=2011年2月、パリ近郊のルノー本社(AP)【拡大】

 【パリ=三井美奈】フランスの経済紙レゼコー(電子版)は26日、カルロス・ゴーン容疑者をめぐる仏ルノーの会計検査は、同社で倫理部門を担当する元警察官僚が行うと報じた。

 同社の監査は、ゴーン容疑者が16歳まで住んでいたレバノンで同級生だった人物が担ってきたが、今回の検査は主導しないことになったという。

 ルノーはゴーン容疑者の不正が確認されていないとして、会長留任を決定。一方、ルメール経済・財務相は25日、民放テレビでルノーの暫定経営陣が社内調査に着手したと述べていた。