機能性繊維ベンチャーに30億円出資 クールジャパン機構

 官民ファンドのクールジャパン機構は28日、ベンチャー企業のSpiber(スパイバー、山形県鶴岡市)に30億円を出資したと発表した。軽くて強いクモの糸のような素材など、人工タンパク質を使った機能性繊維の量産を後押しする。2021年の販売開始を目指す。クール機構の加藤有治専務は東京都内で記者会見し「日本発の素材の世界展開を支援したい」と強調。スパイバーの関山和秀代表は「将来的に人工タンパク質は(繊維市場全体の)15~20%を占める」と語った。人工タンパク質は植物由来の糖を発酵して精製する。石油や動物性原料を使わず、環境への負荷が小さい。スポーツウエアや自動車の車体などに利用が期待されている。