【ワークスタイル最前線】ウェブ対面営業じわり浸透 ベルフェイス、訪問重視の商習慣に一石 (1/2ページ)

ネット環境があれば、すぐにウェブによる対面営業が始められる
ネット環境があれば、すぐにウェブによる対面営業が始められる【拡大】

 オフィスや自宅に居ながら営業活動を行う「インサイドセールス」と呼ばれる営業スタイルが注目を集めている。営業エリアが広く、合理主義の強い欧米では従来の「フィールドセールス」(訪問営業)に代わってインサイドセールスの比重が急速に高まっているが、国土の狭い日本は訪問重視の志向が依然強く、本格普及には至っていない。

 そんな中、日本企業に向いたインサイドセールスのツールを開発し、急速に実績を積み上げているのがITベンチャー、ベルフェイス(東京都中央区)だ。設立3年半で導入企業は800社に達し、日本の商習慣、働き方に一石を投じつつある。

 ベルフェイスが提供しているツールは、パソコンやタブレット端末、スマートフォンを通して顧客と互いの顔の動画を共有する、いわゆるウェブ会議システムの一種。ただ、既存のウェブ会議システムと異なるのは、徹底的に営業支援に特化している点にある。

 顧客の負担なく接続

 ウェブ会議システムはスカイプやグーグルハングアウトといった無料のものから、有料のものまで多岐にわたるが、接続するためにはいずれも顧客にインストールやメールのURL送付、またはIDの取得など、事前準備の負担を強いなければならない。「日本の営業マンは顧客に負担をかけさせることを嫌う傾向が強く、これもインサイドセールスの普及を阻む要因の一つになっている」とベルフェイスの中島一明社長は分析する。

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