シャープ傘下の旧東芝パソコン会社 「ダイナブック」に社名変更

パソコン事業の説明会を開いたシャープの石田佳久副社長(左)ら=3日、東京都港区
パソコン事業の説明会を開いたシャープの石田佳久副社長(左)ら=3日、東京都港区【拡大】

 シャープは3日、東芝から買収したパソコン事業子会社「東芝クライアントソリューション」(東京)について、来年1月に社名を製品のブランド名に合わせて「ダイナブック」に変更すると発表した。「シャープ」の名称は入れず、知名度の高い既存ブランドを活用する。販売拡大や収益改善を進め、2021年度中に株式上場を目指す方針も明らかにした。

 東京都内で事業説明会を開いたシャープの石田佳久副社長は「ダイナブックを前面に出し、ブランド価値を最大化する」と強調した。ただ社名変更を受け、1985年に世界初のノートパソコンを発売した「東芝」の名称は社名からも製品名からも消えることになる。

 石田副社長は、21年3月期までに売上高を現在の2倍以上となる3400億円に拡大する目標も明らかにした。海外売上高比率も現在の22%から42%へ引き上げる。本業のもうけを示す営業損益は19年3月期は46億円の赤字となるものの、20年3月期には20億円の黒字に転換する見通しだと説明した。

 超高精細の映像技術「8K」に対応した製品の投入などラインアップの拡充も進める。