一般住宅や店舗に拠点、専用バッグも 「再配達減」へ物流各社が本腰 (2/2ページ)

 日本郵便はITベンチャーと組み、不在だった場合に玄関前などで配達の荷物を受け取れる専用バッグを使った実験を今月から東京都内で始めた。来年3月には荷物を物置や車庫といった指定された場所に置くサービスを始める予定だ。

 一方、パナソニックは、東京都内で小学生以下の子供がいる50世帯の自宅に宅配ボックスを設置した。子育て中で荷物を受け取れない世帯があり、受け取る負担が減るかを調べる。郵便受けなどを手掛けるナスタは宅配ボックスをオフィスに提供し、社員が職場で荷物を受け取れる実験を始めた。