【業界団体だより】大遊協、歳末懇談会で防犯・依存対策の講話

講話を行う大阪府警察本部の森本敦司生活安全部長
講話を行う大阪府警察本部の森本敦司生活安全部長【拡大】

 大阪府遊技業協同組合(大遊協、理事長・平川容志氏)は13日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で歳末防犯懇談会と12月定例理事会を開催した。歳末防犯懇談会には、大阪府警察本部から森本敦司生活安全部長はじめ3担当官が臨席。年末年始の防犯意識の高揚に向け、森本部長が講話を行った。

 講話の冒頭、大遊協の「ひったくり防止キャンペーン」や特殊詐欺防止の広報活動、青パト寄贈などに対して謝意を述べた後、「歳末警戒の実施について」「6月に開催されるG20サミット大阪の警備活動に対する協力」「業界健全化について」の3つに言及。業界の健全化については、2月1日の改正風営法の施行に触れ、依存(のめり込み)問題を最重要課題として継続対応し、「本規則改正の趣旨を十分理解し、依存対策へのさらなる周知と浸透に努めること」と要請。加えて、「健全化を阻害する広告宣伝に関する問題などから目を背けることなく、適切に対応していただきたい」と促した。

 これを受け、平川理事長は、組合を挙げた自主防犯強化へのさらなる取り組みと、大衆娯楽の一層の推進を誓った。