IoTで農業高度化 通信業界が市場開拓に本腰 (2/3ページ)


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  • 大阪市内のNTT西日本のビル内で試験栽培されているイチゴ(NTT西日本提供)
  • NTT西日本のビル内で行われているイチゴの試験栽培=大阪市内(同社提供)

 センサーなどをインターネットにつなぐことで集中的に作動・制御できるIoTは、温度や湿度、光などの複合的な管理が必要な農業に有効とされる。

 NTT西はレタス工場大手のスプレッド(京都市)とも、通信技術を使い栽培や工場運営を最適化する実験に取り組む。熊本県や滋賀県でも、トマト栽培などの実験を展開している。

 稲作に着目したのがKDDIだ。兵庫県内の水田に低消費電力の水位センサーを設置し、無線通信で水田の状況を監視して見回りの回数や時間を短縮する実験を行っている。

 海外で流通する果物栽培に取り組むのが、関西電力子会社のケイ・オプティコム。4月から、大阪府八尾市内で南国フルーツのフィンガーライムやパイナップルバンレイシなど、日本ではなじみのない果物の苗を屋内で育成。データを蓄積し、海外の果物を国内でも容易に栽培できるようにしたい考えだ。

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