【パナ100年・「みせる」スポーツ(中)】「ショーケース」化する東京 (1/3ページ)


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 昨年8月、サッカーJ1、ガンバ大阪の本拠地、パナソニックスタジアム吹田(大阪府吹田市)のスタンドは、試合開催日ではないのに、サポーターの歓声とため息が交錯していた。チームはアウェーでベガルタ仙台と対戦。遠く離れた仙台と同じ興奮を提供しているのは、ピッチにそびえ立つ、高さ9メートル、幅16メートルの「エアスクリーン」と呼ばれる巨大映像機器だ。

 浮輪のように空気を入れて膨らませた巨大スクリーンにはガンバの選手が奮闘する生中継映像が映し出されていた。左右には角度を変えられる複数のスピーカーが連なり、対象まで明瞭に音を届けられる「ラインアレイスピーカー」を設置し、臨場感を演出した。

 毎年5千人視察

 このパブリックビューイング(PV)に技術協力した企業のひとつが、ガンバ大阪の親会社であるパナソニック。吹田スタジアムでは2017年3月、ピッチ全体をスクリーンに見立て、同社の超高輝度レーザー光源プロジェクター20台を駆使したプロジェクションマッピングによる華やかな映像ショーを実施。この空間はパナソニックの「スタジアムエンターテインメント」の実験場ともいえるだろう。

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