トヨタ、「ダカール」Vで高性能証明 イメージ向上、市販車に応用

ペルーで開催されたダカール・ラリーで、砂漠を走るトヨタ自動車の車両
ペルーで開催されたダカール・ラリーで、砂漠を走るトヨタ自動車の車両【拡大】

  • ペルーで開催されたダカール・ラリーを制し、喜ぶトヨタ自動車の選手ら

 トヨタ自動車が世界で最も過酷とされる自動車競技ダカール・ラリーで初めて総合優勝し、高い車両性能を証明した。トヨタはモータースポーツなどを担当する部署を2017年に社内カンパニーに昇格させて注力している。18年は耐久レースのルマン24時間で初優勝、世界ラリー選手権(WRC)製造者部門も制した。企業イメージ向上や市販車への技術応用につなげる方針だ。

 ダカール・ラリーにはピックアップトラック「ハイラックス」をベースに、砂漠などの悪路に対応できるよう足回りやエンジンを強化した3台で出場。ペルーのピスコからリマまでの最終ステージが17日行われ、四輪部門でナセル・アティーヤ(カタール)が総合制覇した。

 子会社のトヨタ車体は市販車部門にスポーツ用多目的車(SUV)「ランドクルーザー」で参加し、同部門6連覇を達成した。

 トヨタ自動車の豊田章男社長は「各チームはトヨタグループの『もっといいクルマづくり』を大きく前に進めてくれた」とのコメントを出した。

 トヨタは今年、同社を代表するスポーツカーだった「スープラ」の新型を発売する。スープラ復活は17年ぶり。トヨタが得意としてきた低燃費や故障の少なさだけでなく、運転する楽しさをクルマ離れが進む若者などにアピールしていく。