トヨタ社長、移動サービスへ協力要請 全国の販売店代表者と会議

 トヨタ自動車は23日、全国の販売店の代表者約700人を集めた会議を名古屋市で開いた。豊田章男社長は「世界に先駆けて新しいモビリティー(乗り物)サービスをつくろう」と呼び掛け、本格参入を表明しているカーシェアリング事業など移動サービスへの協力を要請した。会議は非公開で、会場で国内営業担当の佐藤康彦執行役員が報道陣に説明した。

 車の所有にこだわらない人が増える中、豊田氏は販売店に新しい役割が求められると指摘。「(トヨタの)母国の日本は世界の手本になる取り組みが期待されている」と強調した。