農業にAI活用、三菱電機が本格参入 業界超え開発競争激化 (1/2ページ)

 三菱電機が人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)の先端技術を活用した農業支援事業に本格参入することが25日、分かった。農業従事者の減少や高齢化を受け、先端技術を使って農家の負担軽減や収入増につなげる。農業に先端技術を取り入れる動きは、通信業者や農業機械メーカーなどにも広がっており、開発競争が激化しそうだ。

 三菱電機は、石川県内のイチゴ農家のビニールハウスを使って実証実験を実施している。栄養分の分散を防ぐ葉かきと呼ばれる作業は、熟練農家の感覚に頼る部分が多かったが、これをデータ化。それ以外の作業工程など蓄積した情報やノウハウをAIが学習し、経験に頼らなくても最適な栽培が実現できるようにしている。

 小規模な水力発電設備を組み合わせて、遠方から電力、空調を監視・制御できるIoTシステムも開発しており、担い手不足の解消にもつなげる。同社は、イチゴ以外の果物や野菜などにも応用できるとして、早ければ年内にも事業化に乗り出したい考え。

 こうした先端技術を取り入れる動きは、NTTグループが水田の水を遠隔で管理するサービスの実証実験を実施。日立製作所がソフトバンクグループ子会社と携帯電話回線を使って、農地の水分量などをスマートフォンで確認できるサービスを始めるなど拡大している。

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