スポーツi.

運動組織、なぜガバナンスが効かないのか (3/3ページ)

宮田正樹

 JOCという組織のガバナンス(統治)はなきに等しいものだったとしか思えない。数々の不祥事を起こしている日本のスポーツ団体のみならず、国際スポーツ機関・団体にガバナンスが効かない理由は、利害関係者が組織・業界の内部にだけ存在し、企業における株主・顧客、政治家における市民のような外部の利害関係者が存在しないからだ。批判に直接影響を受けることや、その支持を失う恐れがない。スポーツへの国やスポンサーの介入は望ましいことではないが、市民やファンの目がガバナンスへの圧力となるような仕組みを探らねばならない。

【プロフィル】宮田正樹

 みやた・まさき 阪大法卒。1971年伊藤忠商事入社。2000年日本製鋼所。法務専門部長を経て、12年から現職。二松学舎大学大学院(企業法務)と帝京大学(スポーツ法)で非常勤講師を務めた。

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