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「ドイツ勢を見てみろ」と言われ決意 スープラ復活を渇望したのは豊田章男社長だった (4/4ページ)

SankeiBiz編集部

 豊田社長自ら最終テストを手掛けた新型スープラはBMWとの共同開発だが、兄弟車となるBMW「Z4」とは大きく味付けが違うという。同じプラットフォームなどを共有しながらも、しっかりとトヨタ色を出しているそうだ。

 多田氏「新型スープラは、成瀬さんの最後の弟子であるベルギー人の開発ドライバーが熟成させました。足回りだけでなく、エンジンのフィーリング、トランスミッション、ボディのねじれ具合などすべて私と議論して、その車両をBMWのテストコースに持ち込み、彼の感覚ですべてを決めました。BMWも兄弟車を出しますが、そのクルマとチームを別に分けて作ってきました」

 運転のイロハを旧型スープラとともに学んだ豊田社長。「絶対に復活させる」との強い思い入れから生まれた新型スープラには、師匠である成瀬氏の魂が最後の弟子によってしっかりと注入されているのだ。

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