トヨタ、最終益予想を下方修正 今期25%減 売上高、営業益は据え置き

決算会見で報道陣からの質問に答える、友山茂樹副社長(中央)=6日午後、東京都文京区
決算会見で報道陣からの質問に答える、友山茂樹副社長(中央)=6日午後、東京都文京区【拡大】

 トヨタ自動車は6日、2019年3月期連結決算の最終利益を従来予想より4300億円少ない1兆8700億円(前期比25.0%減)に下方修正した。株式市場の悪化により、子会社や関連会社以外で保有している取引先部品メーカーなどの株式の価格下落で評価損を計上したことが響く。新車販売台数はアジアを中心に好調を維持し、売上高は29兆5000億円、本業のもうけを示す営業利益は2兆4000億円にいずれも据え置いた。

 子会社のダイハツ工業と日野自動車を含むグループ全体の世界販売台数は、過去最高の見通しだった1050万台から1055万台に上方修正した。

 主力の米国市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げに伴う金利上昇で消費者の購買意欲が減退しているが、売れ筋のスポーツ用多目的車(SUV)など大型車の販売に注力する。一方、値引きのためトヨタが現地販売会社に支払っている販売奨励金(インセンティブ)を抑制する。

 昨年、自動車販売が28年ぶりに減少に転じた中国は、主力車種「カムリ」や高級車ブランド「レクサス」などの販売増が利益の押し上げ要因になる。

 同時に発表した18年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比3.1%増の22兆4755億円となり、4~12月期として過去最高を更新した。グループ世界販売台数も1.9%増の800万台と同期として過去最高。営業利益は9.5%増の1兆9379億円。最終利益は29.3%減の1兆4233億円だった。