【乗るログ】強烈な個性を貫きオンリーワンの存在に ミニでしか味わえない世界がある (1/3ページ)

  • ポップなソラリス・オレンジ・メタリック色に噴かれたミニ3ドア
  • 目につくもの全てが丸いミニのインテリア
  • ミニ3ドア
  • センタークラスターに並ぶトグルスイッチがお洒落
  • 男性が座ってもかなり快適な後部座席
  • 地面に映し出されたミニのロゴ。一つひとつの仕掛けや演出にワクワクする
  • デイライトとウインカーを一体化したLEDリング
  • ユニオン・ジャックのLEDライトが浮かび上がる
  • ミニ3ドアのインテリア
  • まっすぐ平らなルーフは後席にも余裕のヘッドクリアランスをもたらす
  • ミニ3ドア
  • 辰巳第1PAから望む東雲の高層マンション群
  • 海ほたるとミニ3ドア
  • ミニ3ドア
  • ミニ3ドア
  • ミニ3ドア
  • 丸形のモニターに表示されたナビ。地図の両端も切らずに丸いカーブを描く
  • 7速DCTのセレクター・レバー
  • 赤く光るエンジンのスタートボタン。これがあるだけでミニが欲しくなる!?
  • ミニのステアリングホイール
  • 大きめのスマホは充電器に入らない(写真はアイフォーンのXSMax)
  • ミニ3ドア
  • ミニ3ドア
  • ミニ3ドア
  • ミニ3ドア
  • ミニ3ドア
  • 1.5リッター3気筒ガソリンエンジンを搭載
  • ボンネットに空いたヘッドランプのマル穴がユニーク
  • ミニ3ドア
  • 2015年のデトロイトショーに出展されたミニの「スーパーレッジェーラ・ヴィジョン」


 今回試乗したのはBMWの小型車ブランド「ミニ」の3ドア・クーパーモデルだ。昨年のマイナーチェンジで採用された7速ダブル・クラッチ・トランスミッション(DCT)搭載車に乗り込み、代名詞であるキビキビとした「ゴーカート・フィーリング」を味わってきた。(文・写真 大竹信生/SankeiBiz編集部)

 鮮やかなオレンジ・メタリックに噴かれたコンパクトボディと、ボンネット上をビシッと走る2本の太いブラックライン。つぶらなヘッドランプがこちらをジーっと見ている。仕事で様々なタイプのクルマに乗ってきたが、ドアを開ける前から心が躍るようなことは、特別にラグジュアリーかハイパフォーマンスなモデル(例えば過去に試乗したロールス・ロイスレクサスRCFのレーシングカー)を除けばそう滅多にない。ミニはそういう気分にさせてくれるクルマだ。それほど、地下駐車場でBMWらと一緒に並ぶミニはとてつもなく強い存在感を放っていたのだ。

 自然と笑顔になる魅力

 シートに収まり、トグルスイッチ型のお洒落なスタートボタンを押して発進すると、多くの人がその走りに「あれっ?」と驚かされることだろう。アクセルペダルを踏んだ時やステアリングを切った時、足回りの味付けなど、「ブロロロッ」と走り出した瞬間から想像以上の「硬さ」や「重さ」といった感覚が手足に伝わってくる。シートだって相当にコシが強い。全体的にハードでスポーティーな設計なのだ。

 特にハンドルにかかる反力の強さは、カローラ・スポーツとリーフNISMOを運転したすぐ後だったこともあり、余計に大きな驚きだった。しかしそのような感覚は10分も走れば自然と馴染んでしまうから不思議だ。ひとたびクルマの性格をつかんで “ぎこちなさ”が消えると、変な自信が生まれてついつい調子に乗ってしまう。「操ってやるぜ!」と鼻息が荒くなり、一気にヤル気スイッチが入る。そして、自然と笑顔になってしまうのだ。

 1.5リッターの3気筒ガソリンエンジンは最高出力100kW/136PSを発生する。走り出しは力強く、街中を俊敏にブイブイと駆け回る。硬めに設計されたサスペンション、短いオーバーハング、ワイド・トレッドも相まって、非常にシャープな回頭性を見せつける。DCTによる変速は滑らかで、市街地や屈曲路ではまさにゴーカートのような軽快なフットワークを楽しめる。乗り心地の面ではノイズやバンプの入力が絶えないが、これも“ゴーカート・ライク”なミニの立派な個性だ。

ブレない“英国らしさ”