【ニュースレビュー】Friday eye 2.8

 ■JR東 長い「鼻」の新幹線、試験車両公開

 JR東日本は8日、次世代新幹線開発に向け製作中の新型試験車両「ALFA-X(アルファエックス)」を山口県下松市の日立製作所笠戸事業所で報道関係者に公開した。

 10両編成のうち先端部分の「鼻」が長さ約22メートルある10号車(全長約26.5メートル)で、全体の完成は5月を見込んでいる。

 JR東によると、アルファエックスは川崎重工業が1~6号車、日立が7~10号車の製造を担当。1号車は鼻が約16メートルあり、両端を異なる形状にすることで、トンネル進入時の車体への圧力などの違いを分析する狙い。

 新幹線の最高時速は現在320キロで、JR東は40キロアップの360キロを目指しており、約1割増しの最高時速約400キロで試験走行する予定。鼻が長いほど圧力や騒音を減らすことができ、乗り心地の向上につながるが、座席数は少なくなる問題があり、試験を通じ、最適なデザインを探る。

 JR東の浅野浩二先端鉄道システム開発センター所長は「今後、東北.北海道新幹線は札幌に延伸されるが、快適に、利便性よく乗っていただくことを目指し、開発を進めたい」と話した。

 1号車は昨年12月、神戸市の川重兵庫工場で報道関係者に公開された。

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 ●18年農産物輸出12%増、9000億円 過去最高

 農林水産省は8日、2018年の農林水産物・食品の輸出額(速報値)が前年比12.4%増の9068億円となり、6年連続で過去最高を更新したと発表した。アジアを中心に日本産食品の需要が増えたことが貢献した。世界的な和食ブームや昨年末の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)発効などで農産物輸出は拡大傾向が続くとみられ、19年の輸出額1兆円という政府目標の達成は現実味を帯びてきた。品目別では牛肉が前年比29.1%増の247億円、日本酒が19.0%増の222億円、イチゴは40.7%増の25億円。輸出先では香港がトップで2115億円。中国が1338億円、米国が1177億円と続いた。

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 ●東証1部上場121社が3月期最終益予想引き下げ

 3月期決算企業の2018年4~12月期決算の発表が8日、ピークを迎えた。SMBC日興証券の集計によると、7日までに発表した東京証券取引所1部上場の909社(金融除く、全体の67.8%)のうち、19年3月期通期の最終利益の予想を引き下げた企業は121社と上方修正した73社を上回った。最終利益の合計は23.9兆円と3年ぶりに前年を下回る見通し。米中貿易摩擦に伴う中国経済の減速を背景に輸出企業の不振が目立つ。18年4~12月期の最終利益の合計は前年同期比3.3%減の19.9兆円だった。今後発表する企業も含めれば、4~12月期としては東日本大震災直後の11年以来、7年ぶりのマイナスとなりそうだ。

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 ●スタバ、物流費上昇で8年ぶり値上げ

 スターバックスコーヒージャパンは8日、「スターバックスラテ」などを税抜き価格で10~30円程度値上げすると発表した。15日から。物流費の上昇などが理由で、50品目ほどが対象となる。商品を幅広く値上げするのは2011年2月以来8年ぶり。値上げ幅は「スターバックスラテ」が税抜きで10円。標準のトールサイズは同370円から380円になる。「抹茶クリームフラペチーノ」の値上げ幅は同20円、「キャラメルスチーマー」は同30円。食品業界では、即席麺やアイスクリーム、ペットボトル飲料など幅広い商品の値上げが3月以降、本格化する予定だ。