郵政、19年3月期予想 宅配事業好調で最終益上方修正

 日本郵政は14日、2019年3月期の連結業績予想を上方修正し、最終利益見通しを従来の3800億円から4300億円に引き上げた。傘下の日本郵便の好調な宅配便事業を反映させた。18年4~12月期連結決算は、最終利益が前年同期比4.5%増の3921億円だった。

 日本郵便の18年4~12月の最終利益は約1.9倍の1238億円となった。郵便の取扱数は減少しているものの、ゆうパックは10.8%増で利益に貢献した。ゆうちょ銀行の最終利益は2033億円。ゆうちょ銀が連結決算に移行したことで単純比較はできないが、国債利息の減少などで実質的に減益となった。かんぽ生命は966億円で増益だった。