はやぶさ2、降下開始に遅れ 機体は正常

小惑星「リュウグウ」に着地して物質を採取する探査機「はやぶさ2」の想像図(池下章裕氏提供)
小惑星「リュウグウ」に着地して物質を採取する探査機「はやぶさ2」の想像図(池下章裕氏提供)【拡大】

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は21日、探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に着地するための降下開始が予定より遅れていることを明らかにした。午前8時ごろに開始する予定だったが、同10時を過ぎても始まっていない。探査機の状態は正常という。

 計画では相模原市にある管制室からの信号を受け、通常の観測位置である高度約20キロから午前8時ごろに降下を開始する予定だった。遅れの理由は不明だが、降下の可否を見極めている状況という。

 22日午前8時ごろに赤道付近の半径3メートルの平地に着地する予定だが、着地を延期する場合は来月4日以降に行う。