□高松建設社長・高松孝年さんに聞く
--国内の建設需要の見通しは
「2020年以降も比較的楽観している。人手不足や材料費の高騰など課題はあるものの、インバウンド(訪日外国人客)効果に伴うホテルや商業施設などの建設需要は底堅く、現在の高原状態が続くと予測する」
--賃貸マンションの設計施工が好調だ
「特に首都圏での受注が好調だ。首都圏ほどではないが大阪や名古屋も堅調に推移している。当社は3大都市圏の都心エリアに特化して事業展開しており、首都圏はまだまだ成長の余地がある。設計施工部門を含めたきめ細かな提案力が当社の強みだ」
--賃貸マンション以外の受注状況は
「ホテルやオフィスビル、工場、物流施設などの『非マンション事業』も前年より伸びている。首都圏での法人営業強化が功を奏し、大型物流施設や工場、社宅の建て替えなど多種多様な案件の受注獲得につながっている。関西圏では、非マンション事業の受注高比率は50%を超えている」
--2025年に大阪・関西万博が開かれる
「誘致成功を機に、万博会場やインフラ整備だけでなく、再開発事業やホテル、賃貸マンションなどの『周辺事業』の動きが加速する。建設需要全体の裾野が広がることから大きな期待を寄せている」
--今後の事業展開を