【フィンテック群雄割拠~潮流を読む】「決済アプリ」使ってますか?〈後編〉Origamiやメルペイも注目 (1/4ページ)

連携協定を締結した茨城県の大井川和彦知事(中央左)とOrigamiの康井義貴社長(中央右)=1月15日午後、茨城県の県庁
連携協定を締結した茨城県の大井川和彦知事(中央左)とOrigamiの康井義貴社長(中央右)=1月15日午後、茨城県の県庁【拡大】

 【フィンテック群雄割拠~潮流を読む】 前回からの決済アプリの話を続けます。

 お隣の国、中国では?

 ちなみにキャッシュレス決済が最も進んでいる国として挙げられるのが、お隣、中国です。この国においては、AlipayとWeChat Payの2大決済サービスが億を超えるアクティブユーザーを集めています。WeChat Payを運営するテンセントの2017年度第4・四半期決算では、WeChat Payのアクティブユーザー数はAlipayの5億2000万人を超えたと発表しています。日本人からすると、あまりにも大きなスケールの数字で混乱してしまいそうになります。でも、それが人口13億人以上を有する国で起こっている真実なのです。

 さて、では、どうして中国ではキャッシュレス決済(QRコード決済)が爆発的に広がったのでしょう? 僕はそれは良く言われる「リープフロッグ現象(=カエルの一足飛びの進歩)」と考えています。つまり、中国の人たちは使わざるを得なかったのです。いろいろな意味で社会に「不便さ」があったからこそ、キャッシュレスの決済サービスが一気に広がったわけです。偽札の心配があるなど現金決済の信用性が先進国より低く、さらに携帯していたら盗難や強盗にあうかもしれない紙幣や貨幣といったものと比べたら、ものすごく便利なわけですから、使わない手はありません。

 また事業者から見ても、QRコード決済はクレジットカード決済よりも導入コストが安いというメリットもあり、これが普及に拍車をかけてきたのだと思います。

 キャッシュレス決済、日本ではなぜ根付きにくいのか?

 それに比べて日本という土壌を見てみると、現金の偽造や盗難の心配もなくてそもそも安全ですし、コンビニなどをはじめどこにでもATMが設置されていてそこそこ便利だったという現実が浮かび上がってきます。

すごい仕組みのあのICカード